ロト7の予想でよく使われる考え方に「スライド数字」があります。
前回の当せん番号の、すぐ隣の数字のことです。前回15が出たら、14や16を指します。
これが当たりやすいのかは、2026年7月の記事ですでに測りました。結論は「でたらめと同じ」でした。
今回はその続きです。スライドを何個入れるか、という決め方のほうを調べました。
当サイトの数字えらび盤は、条件を決めて数字を絞る道具です。その初期設定は、こうなっていました。
では、本物の当せん番号は、この形に何回収まっていたのか。第1回から第695回までの694回ぶんを数えました。
| 初期設定の条件 | 収まった割合 |
|---|---|
| スライド 2個ちょうど | 35.7% |
| 引っ張り 1個ちょうど | 42.2% |
| 連番ペア 1組ちょうど | 42.2% |
条件を狭くすること自体は、悪いことではありません。狭く絞れば当たる回は減りますが、当たったときの山分けは少なくなります。どちらを取るかは好みの問題です。
問題はそこではありませんでした。その数字が、毎回おなじだったことです。
スライドの候補は、前回の数字から作ります。ここで大事なことがあります。
候補の数は、回ごとに変わります。少ない回は5個、多い回は14個。平均は10.4個です。
なぜ変わるのか。前回に連番があると、候補が減るからです。
たとえば前回に5と6が並んでいたとします。5の隣は4と6ですが、6は前回の数字なので「引っ張り」に数えます。すると5の隣として残るのは4だけ。同じように6の隣は7だけになります。
前回の連番の数と、スライド候補の数の関係を点数にするとマイナス84点でした。完全に反対向きなら100点、無関係なら0点という点数です。ほぼ、決まった関係です。
そして、実際に当たった個数は、候補の数から計算できる値とほとんど同じでした。
| 候補の数 | 実際の平均 | 計算した値 |
|---|---|---|
| 8個 | 1.47個 | 1.51個 |
| 10個 | 1.76個 | 1.89個 |
| 11個 | 2.07個 | 2.08個 |
| 13個 | 2.48個 | 2.46個 |
計算した値=候補の数 × 7 ÷ 37。でたらめに7個選んだときの平均です。
つまり、スライドが何個出るかは運の偏りではなく、算数で決まっていたということです。
37個のうちK個が「候補」で、そこから7個引いたときに何個当たるかは、超幾何分布という決まった形になります。
平均は 7K/37 です。上の表の「計算した値」はこれを使いました。
候補の数で説明したあと、残りに前の回とのつながりがあるかも調べました。点数はマイナス8.9点で、
期間を切ると前半マイナス14点・直近300回マイナス1.6点とバラバラでした。続いていないので使えません。
この段落は読み飛ばしても、記事の内容は通じます。
「候補の数から毎回決める」やり方が本当に効くのか、確かめました。
後ろの150回を最初から隠しておいて、前半だけを見てやり方を決め、最後に隠していた150回で試す、という手順です。こうしないと「後から良かったものを選んだだけ」になってしまいます。
| やり方 | 当たった | 幅の広さ |
|---|---|---|
| 固定の幅(0〜3個) | 140/150 93.3% | 4.00個 |
| 候補の数から毎回きめる | 144/150 96.0% | 3.98個 |
幅の広さはどちらも同じ、およそ4個です。それなのに、当たりが4回ぶん増えました。
盤には13の条件があります。スライド以外も同じように調べました。
14の列それぞれについて「前回の値が今回の値を当てられるか」を総当たりし、392通りためしました。後半150回でも同じ向きを保ったのは、1つだけでした。いま説明したスライドです。
理由ははっきりしています。奇数の個数、合計値、色の数、位の分布——これらはそもそも前回の数字を見ていない計算だからです。見ていないものからは予想できません。
引っ張りは前回を見ますが、候補がいつも7個ちょうどで動きません。だから毎回おなじ分布になります。
ここははっきり書いておきます。
この話で当せん確率は上がりません。ロト7は公平な抽せんなので、条件をどう変えても1口が当たる確率は変わりません。
変わるのは、盤がその回に合った幅を出せるかどうかだけです。決め打ちの数字だと、回によっては最初から正解を締め出してしまう。それが減る、という話です。
この検証を受けて、数字えらび盤には「★この回の目安」を追加しました。前回の数字から候補の数を数えて、その回に9割が収まる幅を出します。ボタンを押すとその幅が入ります。
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