攻略・データ分析

「一緒に出やすい数字の組み合わせ」は本当にあるのか|ペア共起をロト7全689回で検証

2026年8月13日 / 666通りのペアを全689回で検証

ロトの話でよく聞くのが、これです。

「この2つの数字は、よく一緒に出る」

ロトボットでも、この考え方を絞り込みに使っています。一緒に出た回数が多い数字を優遇する仕組みです。

これまで3本の記事で、ホットナンバーもコールドナンバーも「当たりやすさは変わらない」と検証してきました。

ではペアはどうか。組み合わせなら、何か見えるのでしょうか。

この記事でわかること

・ペアの組み合わせが何通りあって、1つあたり何回しか観測できないか
・前半でいちばん仲が良かったペアが、後半でどうなったか
・ペアの偏りが「普通のブレ」なのかどうか
・それでもロトボットがペアを使っている理由

まず、ペアは666通りあります

37個の数字から2個を選ぶ組み合わせは666通りです。

1回の抽選で7個が出ると、そこには21組のペアが含まれます。689回ぶんだと——

全689回で観測できるペア
14,469組 ÷ 666通り
= 1つのペアあたり 平均21.7回しかありません

ここが最初のポイントです。

689回ぶんもデータを集めても、1つのペアについては20回ちょっとしか情報がないのです。

コインを20回投げて表が14回出たとしても、「このコインは表が出やすい」とは言えませんよね。それと同じ状態です。

検証① ペアの偏りは「普通のブレ」か

実際に666通りすべてを数えました。

回数
いちばん多いペア(7番と15番)36回
平均21.7回
いちばん少ないペア10回

最多と最少で26回の差。「7番と15番は相性がいい」と言いたくなります。

そこでまったくクセのない、完全に公平な抽選機をパソコンの中に作り、689回の抽選を300回くり返して同じ差を測りました。

最多と最少の差
完全に公平な抽選機(平均)28.4回
実際のロト726回

実際のロト7のほうが、差が小さいのです。

公平な機械でも、300回のうち89%で26回以上の差がつきました。26回の差は、まったく珍しくありません

検証② 前半で仲が良かったペアは、後半も仲が良いか

ここが本題です。相性が本物なら、前半で多かったペアは後半も多いはずです。

689回を前半と後半に割って追いかけました。

ペア前半後半後半の順位
6番と36番22回6回630位
15番と35番22回5回657位
1番と11番21回10回354位
4番と29番21回10回365位
7番と15番21回15回48位

順位は666通り中の順位です。前半は第1〜344回、後半は第345〜689回。

15番と35番を見てください。

前半344回ではいちばん多く一緒に出ていたペアです。それが後半では——

15番と35番のペア
前半 1位級 → 後半 657位
666通り中ほぼ最下位。回数も22回から5回に落ちました

6番と36番も、22回から6回・630位まで落ちています。

666通りすべてで「前半の順位と後半の順位がどれくらい似ているか」を点数にしました。完全に同じなら100点、まったく無関係なら0点です。

結果は——マイナス4.3点

ほぼ0点です。前半の相性から、後半は読めませんでした。

🔍 もう少し詳しく知りたい方へ

この点数は相関係数を100倍したものです。実際の値はマイナス0.043でした。ロトボットが使っているのは単純な回数ではなく「その2つが単独で出る回数から期待されるより、どれだけ多く一緒に出たか」という指標(リフト値)ですが、元になる観測回数が平均21.7回である以上、同じ制約を受けます。

検証③ それでもプールに入れると効くのか

ロトボットは、この指標で18個の数字を選んでいます。

その18個に、当選7個のうち何個入っていたか。

当選7個のうち、18個に入っていた数
ペア共起で選んだ18個3.49個
でたらめに18個選んだとき3.41個

第101回〜第689回の589回で集計しました。

差は0.08個普通のブレの中でした。

なぜ18個なのか

個数も変えて測りました。最終的な25個に当選7個が全部入った回数です。

選ぶ個数7個全部入った回数
12個24回
18個(いまのやり方)37回
24個31回
30個29回

でたらめに25個選んだ場合の平均は27.5回。17回〜38回までは普通にぶれます。

18個がいちばんでしたが、4通り試していちばん良かったものを選んでいます。そして37回も、普通のブレ幅をわずかに超えた程度です。

12個まで絞ると24回まで落ちました。絞りすぎると、当たりに含まれる数字を落としてしまう——COLD除外のときと同じ話です。

それでもペアを使っている理由

ここまで4本の記事で、同じ結論にたどり着きました。

4本の検証でわかったこと

よく出ている数字は、これからも出やすいわけではない
出ていない数字は、そろそろ来るわけでもない
出ていない数字を外すことに、特別な力はない
一緒に出やすいペアも、続かない

では、なぜ使うのか。

ロト7は37個から7個を選びます。組み合わせは約1,030万通り何の手がかりもなく決めるのは大変です。

ペア共起は当たりやすさを上げる道具ではなく、選ぶ手がかりを作る道具です。

大事なのは、その手がかりに何ができて何ができないかを、正直に書いておくことだと思っています。

「よく一緒に出ている数字」と表示はしますが、それはこれまでの記録であって、これからの予告ではありません

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まとめ
  1. ペアは666通りあり、1つあたり平均21.7回しか観測できません
  2. 最多36回・最少10回で26回の差ですが、公平な機械でも平均28.4回の差がつきます
  3. 前半1位だった15番と35番は、後半で666通り中657位になりました
  4. 前半と後半の似ぐあいはほぼ0点。相性は続きません
  5. 18個のプールに当選7個が入る数は3.49個。でたらめの3.41個とほぼ同じです
  6. ペア共起に当選確率を高める効果は確認できていません。選ぶ手がかりを作る道具です
ロト7は公平な抽選であり、すべての組み合わせに等しく当選する可能性があります(1等の当選確率は約1/10,295,472)。この記事は過去の抽選データを用いた検証の記録であり、将来の当選を保証するものでも、特定の数字・組み合わせの当選確率が高いことを示すものでもありません。記事中で検証したペア共起に当選確率を高める効果は確認できておらず、掲載した差はいずれも統計上の誤差の範囲です。数値は第1回から第689回(2026年8月7日抽選)までのデータにもとづく実測値およびシミュレーション結果です。宝くじは余裕資金の範囲で楽しみましょう。