ロトの話でよく聞くのが、これです。
「この2つの数字は、よく一緒に出る」
ロトボットでも、この考え方を絞り込みに使っています。一緒に出た回数が多い数字を優遇する仕組みです。
これまで3本の記事で、ホットナンバーもコールドナンバーも「当たりやすさは変わらない」と検証してきました。
ではペアはどうか。組み合わせなら、何か見えるのでしょうか。
・ペアの組み合わせが何通りあって、1つあたり何回しか観測できないか
・前半でいちばん仲が良かったペアが、後半でどうなったか
・ペアの偏りが「普通のブレ」なのかどうか
・それでもロトボットがペアを使っている理由
37個の数字から2個を選ぶ組み合わせは666通りです。
1回の抽選で7個が出ると、そこには21組のペアが含まれます。689回ぶんだと——
ここが最初のポイントです。
689回ぶんもデータを集めても、1つのペアについては20回ちょっとしか情報がないのです。
コインを20回投げて表が14回出たとしても、「このコインは表が出やすい」とは言えませんよね。それと同じ状態です。
実際に666通りすべてを数えました。
| 回数 | |
|---|---|
| いちばん多いペア(7番と15番) | 36回 |
| 平均 | 21.7回 |
| いちばん少ないペア | 10回 |
最多と最少で26回の差。「7番と15番は相性がいい」と言いたくなります。
そこでまったくクセのない、完全に公平な抽選機をパソコンの中に作り、689回の抽選を300回くり返して同じ差を測りました。
| 最多と最少の差 | |
|---|---|
| 完全に公平な抽選機(平均) | 28.4回 |
| 実際のロト7 | 26回 |
実際のロト7のほうが、差が小さいのです。
公平な機械でも、300回のうち89%で26回以上の差がつきました。26回の差は、まったく珍しくありません。
ここが本題です。相性が本物なら、前半で多かったペアは後半も多いはずです。
689回を前半と後半に割って追いかけました。
| ペア | 前半 | 後半 | 後半の順位 |
|---|---|---|---|
| 6番と36番 | 22回 | 6回 | 630位 |
| 15番と35番 | 22回 | 5回 | 657位 |
| 1番と11番 | 21回 | 10回 | 354位 |
| 4番と29番 | 21回 | 10回 | 365位 |
| 7番と15番 | 21回 | 15回 | 48位 |
順位は666通り中の順位です。前半は第1〜344回、後半は第345〜689回。
15番と35番を見てください。
前半344回ではいちばん多く一緒に出ていたペアです。それが後半では——
6番と36番も、22回から6回・630位まで落ちています。
666通りすべてで「前半の順位と後半の順位がどれくらい似ているか」を点数にしました。完全に同じなら100点、まったく無関係なら0点です。
結果は——マイナス4.3点。
ほぼ0点です。前半の相性から、後半は読めませんでした。
この点数は相関係数を100倍したものです。実際の値はマイナス0.043でした。ロトボットが使っているのは単純な回数ではなく「その2つが単独で出る回数から期待されるより、どれだけ多く一緒に出たか」という指標(リフト値)ですが、元になる観測回数が平均21.7回である以上、同じ制約を受けます。
ロトボットは、この指標で18個の数字を選んでいます。
その18個に、当選7個のうち何個入っていたか。
| 当選7個のうち、18個に入っていた数 | |
|---|---|
| ペア共起で選んだ18個 | 3.49個 |
| でたらめに18個選んだとき | 3.41個 |
第101回〜第689回の589回で集計しました。
差は0.08個。普通のブレの中でした。
個数も変えて測りました。最終的な25個に当選7個が全部入った回数です。
| 選ぶ個数 | 7個全部入った回数 |
|---|---|
| 12個 | 24回 |
| 18個(いまのやり方) | 37回 |
| 24個 | 31回 |
| 30個 | 29回 |
でたらめに25個選んだ場合の平均は27.5回。17回〜38回までは普通にぶれます。
18個がいちばんでしたが、4通り試していちばん良かったものを選んでいます。そして37回も、普通のブレ幅をわずかに超えた程度です。
12個まで絞ると24回まで落ちました。絞りすぎると、当たりに含まれる数字を落としてしまう——COLD除外のときと同じ話です。
ここまで4本の記事で、同じ結論にたどり着きました。
よく出ている数字は、これからも出やすいわけではない
出ていない数字は、そろそろ来るわけでもない
出ていない数字を外すことに、特別な力はない
一緒に出やすいペアも、続かない
では、なぜ使うのか。
ロト7は37個から7個を選びます。組み合わせは約1,030万通り。何の手がかりもなく決めるのは大変です。
ペア共起は当たりやすさを上げる道具ではなく、選ぶ手がかりを作る道具です。
大事なのは、その手がかりに何ができて何ができないかを、正直に書いておくことだと思っています。
「よく一緒に出ている数字」と表示はしますが、それはこれまでの記録であって、これからの予告ではありません。
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