ロトボットの予想は、37個の数字を25個に絞ってから作っています。
その絞り込みに使っている考え方のひとつがホットナンバー——最近よく出ている数字です。
ロトボットでは「直近30回でよく出た上位20個」を使っています。
ここで当然の疑問が出ます。
なぜ30回なのか。なぜ20個なのか。
50回でも100回でもいいはずです。15個でも25個でもいいはずです。
答えは「全部試して測ったから」です。その中身を全部お見せします。
・窓の長さを5通り試した結果
・短すぎるとダメになる、はっきりした理由
・長すぎてもダメになる、別の理由
・個数を3通り試した結果と、その差をどう受け止めるべきか
この記事は「当たりやすさを上げる設定を見つけた話」ではありません。
別の記事で検証したとおり、ホットナンバーに当選確率を高める効果は確認できていません。直近30回の上位20個に当選7個のうち何個入るかは、平均3.84個。でたらめに20個選んだときの3.78個とほぼ同じです。
この記事は「効果がないなりに、どう決めたのか」を全部見せる記事です。
「直近何回ぶんを見るか」だけを変えて、あとはアプリとまったく同じ手順で25個まで絞り込みます。
そして当選7個が25個の中に全部入った回数を数えました。
| 直近何回を見るか | 7個全部入った回数 |
|---|---|
| 10回 | 19回 |
| 20回 | 31回 |
| 30回 | 37回 |
| 50回 | 31回 |
| 100回 | 28回 |
第101回〜第689回の589回で集計。100回ぶんの窓と公平に比べるため、101回目から数えています。でたらめに25個選んだ場合の平均は27.5回です。
30回がいちばん良い結果でした。
でも、注目してほしいのはいちばん上です。
短くすればするほど「最新の勢い」を拾えそうなのに、逆にでたらめより悪くなりました。
ここには、はっきりした理由がありました。
直近10回で引かれる数字は、10回 × 7個 = 70個です。
これを37種類に分けると、1つあたり平均2回弱。つまりほとんどの数字が「0回・1回・2回・3回」のどれかになります。
そうすると何が起きるか。
同じ回数の数字がずらっと並んで、順位がつけられなくなるのです。
実際に数えました。上位20個を選ぶとき、ちょうど20位のところに何個の数字が同点で並ぶかの平均です。
| 直近何回を見るか | 20位に同点で並ぶ数字 |
|---|---|
| 10回 | 12.0個 |
| 20回 | 9.6個 |
| 30回 | 7.7個 |
| 50回 | 6.0個 |
| 100回 | 4.7個 |
直近10回だと、37個のうち12個が同点で並びます。
この中から「20位以内に入る数字」を選ぶのは、もうくじ引きと変わりません。
「よく出ている数字を選ぶ」つもりが、実際には順番がほとんど決まっていないのです。
窓が短いほど成績が悪かったのは、これが理由だと考えています。
逆に100回まで広げると、今度は28回——でたらめの27.5回とほぼ同じでした。
理由は別のところにあります。
ロトボットは絞り込みに、ホットナンバー以外の考え方も使っています。そのひとつが「全期間でめったに出ていない数字を外す」というものです。
窓を100回、200回と広げていくと、ホットナンバーはこの「全期間の出方」に近づいていきます。
2つの指標が同じことを言い始めるので、足し合わせても新しい情報が増えません。
短すぎない——順位がちゃんとつく
長すぎない——全期間の指標とは別のことを見ている
その両方を満たす範囲、ということになります。
窓を30回に固定して、今度は選ぶ個数を変えました。
| 選ぶ個数 | 7個全部入った回数 |
|---|---|
| 15個 | 30回 |
| 20個 | 37回 |
| 25個 | 33回 |
20個がいちばんでした。
考え方は窓のときと同じです。20個は37個のちょうど半分あたりにあたります。
10個まで絞ると、他の考え方より影響が強くなりすぎます。逆に30個まで広げると、ほとんどの数字が「ホット」になってしまい、絞り込む意味がなくなります。
いい結果が出た数字を並べてきましたが、大事な注意点が2つあります。
でたらめに25個選んだときの平均は27.5回でした。
ただしこれは毎回ぴったり27.5回になるわけではありません。同じことをやり直せば、だいたい22回から33回くらいのあいだでぶれます。
30回・20個の結果は37回。このブレ幅を、わずかに超えた程度です。
「明らかに良い」と言い切れる差ではありません。
窓5通り × 個数3通りで、合計15通りを測りました。
15回くじを引いて一番いい目を選べば、それなりに良い数字が出るのは当たり前です。
選んだから良く見えている——この面は、どうしても残ります。
統計では、これを「過学習(オーバーフィッティング)」と呼びます。多くの設定を試して最良を選ぶと、その設定は「たまたまこのデータに合っていただけ」の可能性が高くなります。サイトの他のページでは649回で1.32倍と記載していますが、この記事では窓100回と公平に比べるため第101回以降の589回で統一しているため、数字が少し異なります。
ここまで読んで「意味がないのでは」と思われたかもしれません。
私の考えはこうです。
ロト7は37個から7個を選びます。組み合わせは約1,030万通り。この中から何を買うか、何の手がかりもなく決めるのは大変です。
ホットナンバーは、当たりやすさを上げる道具ではなく、選ぶ手がかりを作る道具です。
ただ、手がかりを作るならせめて中身のある手がかりにしたい。だから——
・順位がちゃんとつく長さを選ぶ(30回)
・他の指標と別のことを見る長さを選ぶ(30回)
・絞りすぎず広げすぎない個数を選ぶ(20個)
・そしてその根拠と限界を、この記事のように数字ごと公開する
「なんとなく30回」との違いは、そこだと思っています。
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