📊 データ分析

前回の数字の“前後”は当たりやすい?スライド数字をロト7全684回で正直に検証

2026年7月10日 / ロトボット編集部

ロト予想の世界には「スライド数字」という考え方があります。
前回の当選番号の前後の数字(±1)が、次の回に出やすい——という説です。

たとえば前回15が出たら、次は1416が来やすい、というわけです。

実際に過去の当選結果を眺めると、たしかに「前回の隣の数字」がよく出ています。
本当に当たりやすいのか、ロト7の全684回で検証しました。

先に結論です。スライド数字は「ほぼ毎回当たる」——でも、それはランダムでもまったく同じでした。

この記事でわかること

・スライド数字が次回に当たる確率(全684回の実測)
・「ほぼ100%」に見える数字のカラクリ
・何個当たるかの分布は理論とどれだけ一致しているか
・ガチ25にスライド数字を組み込んだら成績は上がるのか(バックテスト)
・「一見すごい結果」が消える“後出しの罠”とは

検証①:スライド数字は次回どれくらい当たっているか

前回の当選7個それぞれの前後(±1)を集めると、候補は平均12.5個になります(重なりや端の数字で多少増減)。

この候補のうち1個以上が次回の当選番号に入っていた割合を、全683ペア(第1回→第2回、第2回→第3回…)で数えました。

スライド数字が次回に1個以上当たった割合
95.3%
683回中651回。ほぼ毎回、前回の“隣の数字”がどれか当たっている

95.3%——ほぼ毎回です。数字だけ見ると「これは使える!」と思いますよね。

でも、ここで大事な比較があります。完全なランダム抽選での理論値は95.9%なんです。

種明かしをすると、候補が37個中12〜13個もあるから。
37個から7個を選ぶ抽選で、13個の網を張ればどれか1個はほぼ必ず引っかかる——それだけのことでした。

検証②:「何個当たるか」の分布も理論とピッタリ

1個以上だけでなく、何個当たったかの内訳も調べました。ランダムの理論値(超幾何分布)と並べます。

次回に当たった
スライド数字
実測ランダムの
理論値
0個4.7%4.1%
1個19.9%18.9%
2個31.9%32.8%
3個30.2%28.1%
4個10.5%12.7%
5個以上2.8%3.4%

※全683ペアの実測。平均は実測2.30個・理論2.37個。理論値は各回の候補数に応じた超幾何分布の平均。

どの行も理論値とほぼ一致。2〜3個当たるのがいちばん普通で、それはランダムでも同じです。

ちなみに「1個以上当たり」の連続記録は最長161回もありました。
直近50回で100%成立していても、歴史的にはめずらしくも何ともない、ということです。

検証③:ガチ25に組み込んだら成績は上がるのか

それでも「予想に混ぜたら少しは効くのでは?」と思い、当サイトのガチ25(統計分析で絞った25個のプール)にスライド数字の加点を組み込むバックテストをしました。

加点の強さを何段階も変えて全684回を再現したところ、ある設定で7個全部的中が40回→49回に増えました。おっ、と思いますよね。

でも、これが“後出しの罠”です。
たくさんの設定を試して、いちばん良かった結果だけを見れば、偶然でも良い数字は出ます。

そこで正しい検証をやり直しました。前半342回だけで最適な設定を選び、その設定を後半341回(未知のデータ)に当てはめる方法です。

通常のガチ25スライド加点あり
ロト7(後半327回で7個全部的中)20回22回
誤差の範囲
ロト6(後半1,044回で6個全部的中)20回18回
むしろ悪化

※前半データだけで加点の強さを選び、後半の未知データに適用した結果。ロト6は姉妹サイトのガチ23で同じ方法を実施。

結果はロト7は誤差の範囲、ロト6はむしろ悪化。「49回」の魔法は消えました。

そもそもガチ25は、スライド数字をもう含んでいた

ダメ押しでもう1つ。ガチ25は37個中25個(約68%)を選ぶ大きな網です。

全653回の予想時点をさかのぼって数えると、ガチ25のプールはスライド候補を平均67%(12〜13個中8〜9個)含んでいました。
そして「1個以上含む」は653回中653回=100%

つまり「スライド数字を入れる」という条件は、ガチ25がすでに毎回自動的に満たしていたのです。加点を足しても、増えるものがありませんでした。

ロトボットの立場

この検証結果を受けて、スライド数字はガチ25の計算には組み込みませんでした。かわりに、アプリの統計タブに「スライド数字(前後の当選)」カードを追加し、実測と理論値を並べて眺められるようにしています。条件タブでも成立履歴を毎週自動で追跡中です。データとして眺めるのは楽しい——でも当せん確率は変わらない。それが正直なところです。

まとめ
  1. スライド数字(前回の±1)が次回に1個以上当たる確率は実測95.3%——ただしランダムの理論値も95.9%
  2. 「ほぼ100%」の正体は網の大きさ。候補が37個中12〜13個あれば、どれかはほぼ必ず当たる
  3. 何個当たるかの分布も理論とほぼ完全一致=予測に使える偏りはない
  4. ガチ25への組み込みは、正しいバックテストでは効果なし(ロト6は悪化)。一見良く見えた数字は“後出しの罠”だった
  5. そもそもガチ25はスライド候補を毎回1個以上(平均8〜9個)含んでいるので、条件として足す意味がなかった
ロト7は公平な抽選であり、すべての組み合わせに等しく当せんする可能性があります。この記事は過去データに基づく検証であり、将来の結果を保証するものでも、特定の数字・選び方の当せん確率が高い(または低い)ことを示すものでもありません。どの数字も次回に出る確率は約18.9%(7/37)で変わりません。数値は第684回(2026年7月3日抽選)時点までの全データに基づく実測値です。

スライド数字の実測データは、アプリの統計タブでいつでも見られます(毎週自動更新)。

統計タブで見る →
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