「最近、5等(本数字4個一致)すら当たらない…」。
そんなとき、つい「もっといい数字を選べば5等に近づくのでは?」と考えたくなります。
本当にそうなのか——ロト7の全649回でバックテストしました。
先に結論です。5等狙いで「いい数字を選ぶ」ことの効果は、データ上ほぼゼロでした。
唯一はっきり効いたのは、数字ではなく“買い方”。
ただし——それでも当選確率そのものは1ミリも上がりません。変わるのは「当たりの“出方”」だけです。
順に見ていきます。
・5等(4個一致)はどのくらいの確率で当たるのか
・「ガチ25のようないい数字を選べば5等に近づく」は本当か(全649回検証)
・では何が効くのか=“分散型”と“集中型”の649回バックテスト
・口数を増やすと当たる頻度はどう変わるか
・なぜ“買い方”だけが効いて、確率は上がらないのか
ロト7の5等は、申し込んだ7個のうち本数字が4個一致すると当たり。
1口で4個ちょうど一致する確率は約1/72、4個以上(=5等・4等・3等…のいずれか)になる確率は約1/68です。
賞金はおおよそ1,000〜1,500円(回によって変動)。
この記事では「最低1口でも4個以上一致=何か賞金が出た週」を、わかりやすく“当たった週”の目安として扱います。
ロトボットのガチ25は、37個から当選しやすい25個をデータで絞ったプールです。
そこで、各回の抽選前に作れたガチ25(その回より前のデータだけで計算する“後知恵なし”のローリング方式)に、実際の当選本数字が何個入っていたかを全649回で集計しました。
もし“いい数字選び”が5等に効くなら、ランダムに25個選ぶより当選数字を多く取り込んでいるはずです。
| 当選7個のうち… | ガチ25プール | ランダムに25個 |
|---|---|---|
| 平均で何個入ったか | 4.78個 | 4.73個 |
| 4個以上入った率 (=5等を作れた週) | 86.3% | 86.4% |
| 7個すべて入った率 (=1等の土台) | 6.2% | 4.7% |
※全649回ローリング検証(各回その回の抽選前データのみでプール作成)。ランダム値は超幾何分布の理論値。
理由はシンプルです。「4個一致」というゆるい条件は、37個中25個も選べばほぼ飽和してしまう。
だから良い数字を選んでも、5等の土台はランダムと横一線でした。
一方で、7個ぴったり(1等の土台)はガチ25が1.32倍(6.2% vs 4.7%)効いています。
でもそれは1等の話であって、5等狙いには関係しない——というのが正直なところです。
数字で差がつかないなら、残るレバーは買い方です。
同じガチ25プールから2通りの5口を作り、全649回に当てはめました(これも後知恵なしのローリング)。
・分散型=5口で数字をできるだけ重ねず、プール全体を広くカバー
・集中型=少数の数字(コア12個)に賭けを集める
| 5口を毎週買った想定 | 分散型 | 集中型 |
|---|---|---|
| 最低1口が5等以上で 当たった週 | 51回 (約13週に1回) | 39回 (約17週に1回) |
| 2口以上が同時に 当たった週 | 0回 | 6回 |
| 5等以上の延べ的中口数 | 51口 | 47口 |
※全649回ローリング検証。延べ的中口数51 vs 47=平均リターン(期待値)はほぼ同じ。30万回のシミュレーションでも同じ傾向(分散14週・集中16週に1回)でした。
延べ的中口数は51 vs 47でほぼ同じ=平均リターン(期待値)はどちらも変わりません。
でも「何か当たる週」は分散型のほうが3割多い(13週 vs 17週)。
逆に集中型は当たる週は減るものの、当たるときは複数口まとめてヒットします(同時当たり6回 vs 0回)。
つまり“とにかく当たる頻度”なら分散型、“当たったときの手応え”なら集中型。狙いに合わせて選ぶ世界です。
分散型をベースに、口数を変えるとどうなるか。
1口あたりの確率から計算した理論値と、実データのバックテストがほぼ一致したので、並べて載せます(モデルが正しいことの裏取りです)。
| 口数 | 最低1口5等以上(理論) | 実データ |
|---|---|---|
| 1口 | 約68週に1回 | — |
| 3口 | 約23週に1回 | 約20週に1回 |
| 5口 | 約14週に1回 | 約13週に1回 |
| 7口 | 約10週に1回 | 約10週に1回 |
| 10口 | 約7週に1回 | — |
※理論値=1口が4個以上一致する確率(約1/68)から (1−(1−1/68)口数) で算出。実データは分散型のローリングバックテスト。
口を増やして数字を散らすほど、「何か当たる」頻度は素直に上がります。7口なら約10週に1回。
ただし——ここで大事な話に戻ります。
1口あたり4個以上一致する確率は、どんな数字を選んでも約1/68で固定。
買い方を変えても、この1口の確率は1ミリも動きません。
分散型が頻度で勝つのは、5口を“互いに独立”に近づけることで「少なくとも1口が当たる」確率を最大化しているから。
集中型は口どうしが連動するので、当たる週は重なって複数口に、外れる週も重なって全滅——というだけの違いです。
そして決定的なのは、延べ的中口数(=平均リターン)は分散も集中も同じだということ。
口数を増やせば当たる頻度は上がりますが、使う額も口数に比例して増えます。
ロト7全体の還元率は約45%=長期では買うほど目減りします。
つまり買い方で手に入るのは“当たりの出方(頻度・集中度)”であって、“当選確率”ではありません。
頻度を買っているだけで、確率を買っているのではない、というのが今回の数字の答えです。
ガチ25は「7個ぴったり(1等の土台)」を1.32倍に厚くする設計で、5等(4個一致)の土台は数字では動かせない——これが全649回が示す正直な結果です。だからアプリでは、5等の“当たる頻度”を上げたい人向けに、ガチ25プールを口どうし重ねずに散らす「分散型」での生成ができます。当たる週はやや増え、当たったときの手応えが欲しければ「集中型」も選べます。ただし、どちらも当選確率そのものは上がりません。予算を決めて楽しむのが大前提です。
5等の“当たる頻度”を上げたいなら、ガチ25を重ねず散らす「分散型」で。確率は上げられないけれど、当たりの“出方”は選べます。
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