ロトの1等が「同じ1等」なのに、回によって数億円だったり数千万円だったりする——見たことはありませんか。
その差の大きな正体は、賞金が当せん者どうしの“山分け”だということ。
同じ当たりでも、一緒に当てた人が多いほど1人分は薄まります。
ということは——みんなが選びがちな数字(たとえば誕生日)で当たると、当せん者が多くて賞金が減るのでは?
本当にそうなのか、ロト7の全684回の当せん口数・賞金データで検証しました。
先に結論です。「誕生日に使う数字が多い当せん番号ほど、1口あたり賞金は確かに薄い」——実測ではっきり出ました。
ただし大事な前置きを1つ。当たる確率そのものは1ミリも変わりません。変わるのは「当たったときの取り分」だけです。
・なぜ「同じ等」なのに賞金額が変わるのか
・誕生日の数字が多い当せん番号ほど賞金は薄いのか(全684回検証)
・どんな数字が“混雑”を生むのか(時期の影響を除いた純粋効果)
・意外にも“すいている”数字の並びとは
・なぜ確率は上がらないのに、取り分だけ変わるのか
ロト7の各等の賞金は、あらかじめ決まった賞金プールを当せん者で分ける仕組みです(1等はキャリーオーバーで上乗せも)。
だから同じ「2等」でも、その回に2等が10人いれば1人分は薄く、3人なら厚くなります。
当せん者の数は「その当せん番号を何人が買っていたか」で決まります。
つまり人気の番号で当たると薄まり、不人気の番号なら独り占めに近づく——これは確率とは別の、山分けの理屈です。
誕生日で使えるのは1〜31の数字。カレンダーに載る番号ほど、多くの人が選びがちです。
そこで全684回を「当せん7個のうち1〜31が何個あったか」で分け、それぞれの1口あたり賞金を平均しました。
| 当せん7個中 1〜31の数 | 2等の 1口あたり | 3等の 1口あたり |
|---|---|---|
| 4個以下 | 約1,398万円 | 約104万円 |
| 5個 | 約1,154万円 | 約89万円 |
| 6個 | 約1,029万円 | 約85万円 |
| 7個(全部) | 約997万円 | 約84万円 |
※全684回の実測平均(各等に当せんがあった回のみ)。誕生日圏=1〜31の数字。
きれいな階段になりました。誕生日圏が少ない回ほど賞金が厚く、多い回ほど薄い。
同じ「2等が当たった」でも、番号の顔ぶれ次第で400万円ほどの違い。
下位の等でも同じ向きで、3等で約1.24倍、4等で約1.19倍の差がありました。
「誕生日圏が多いと薄い」とわかりましたが、賞金には時期の影響(昔ほど賞金が高い等)も混ざります。
そこで時期やキャリーオーバーの影響を統計的に取り除き、数字の性質だけが賞金にどう効くかを調べました。
数字が1個増えるごとに1口あたり賞金が何%変わるか、です。
| 当せん番号に含まれる… | 1個ごとの 賞金への影響 |
|---|---|
| カレンダー圏(1〜12) 月にも日にも使える最人気帯 | 約 −3〜7% |
| 誕生日圏(1〜31) | 約 −3% |
| 7の倍数(7・14・21・28・35) “ラッキー7”人気 | 約 −2% |
| 連番ペア(例:22・23) みんなが避けがち | 約 +1〜4% |
※全684回を重回帰分析。時期の経過とキャリーオーバー持込を統制した上での各特徴の効果。マイナス=賞金が薄まる(混雑)、プラス=厚くなる(すいている)。
一番効いたのはカレンダー圏(1〜12)。月にも日にも使えるので、誕生日でも記念日でも真っ先に選ばれる最混雑ゾーンでした。
「ラッキー7」も実在します。7の倍数が多い番号は、わずかですが賞金が薄めでした。
面白いのは連番ペア。「連番なんて出ないでしょ」とみんなが避けるので、連番入りの番号はむしろ空いていて賞金が厚いという逆の結果でした。
ここが一番大事なところです。
どんな数字を選んでも、その7個が当せんする確率はまったく同じ。ロト7は公平な抽選です。
今回変わったのは「当たる確率」ではなく、「当たったとき何人で分けるか」。
すいている番号を選んでも、当たりやすくなるわけではありません。
たとえるなら、同じ当たりくじを引く確率は全員同じだけれど、混んでいる列より、すいている列に並んだほうが山分けの人数が少なくて済む——という話です。
だから正直に言えば、これは「勝率を上げる裏ワザ」ではありません。
「当たったときの取り分(=1口あたりの期待的な回収)」を少し厚くするだけの工夫です。
この検証結果を、アプリのガチ25予想に「相乗り回避」というオプションとして実装しました(初期状態でオン)。生成する候補のうち、比較的すいている数字の並び(カレンダー圏や7の倍数に偏りすぎない/連番はむしろ歓迎)を優先して選びます。過去684回のデータで試算すると、1口あたりの期待的な回収は現行より約7%ほど厚くなりました。ただし——これは当たったときの取り分の話で、当せん確率そのものは上がりません。予算を決めて楽しむのが大前提です。
「相乗り回避」オンのガチ25予想を試せます。確率は上げられないけれど、当たったときの取り分は少しだけ厚く。
ガチ25予想を見る →