ロト7の数字えらび盤には、「削除法」という考え方が入っています。
いくつかの見方で「この数字は出にくそう」と判定して、候補から外していく方法です。
これまで私たちは、11個の見方のうち、3つ以上で「外す」と判定された数字を外すというやり方を使っていました。
このやり方を、実際の当せん番号で測り直しました。結論を先に書きます。
効いていませんでした。お詫びして、やり方を変えました。
測り方は、こうです。
第448回から第696回までの249回について、それぞれ「その回より前のデータだけ」で外す数字を決めます。未来の結果は見ません。
そして、残した数字の中に、本物の当せん数字が何個入っていたかを数えました。
比べる相手は「同じ個数を、でたらめに残した場合」です。でたらめに選んでも、残した数に比例して当たる数字は入ります。その計算値と比べます。
公平な抽せん機で同じ249回をやり直すシミュレーションを3,000回しました。実測以上になったのは10回中5回。つまり、ごくふつうの結果です。
外した数字を、わざわざ選ぶ意味がなかった、ということになります。
11個の見方を、手法ごとに測りました。
見るのは「その見方が外すと言った数字が、実際に当せんした割合」です。でたらめなら、どの数字も約18.9%(7÷37)で出ます。これを1とします。
1より小さければ、外して正解が多かったことになります。第201回から第696回の496回で測りました。
| 見方 | 前半 | 後半 | 全体 |
|---|---|---|---|
| ⑫ 合計値 | 0.83 | 0.86 | 0.85 |
| ⑥ 集中回・分散回 | 0.89 | 0.88 | 0.89 |
| ⑩ 連番ペア | 0.98 | 0.98 | 0.98 |
| ① ホット30回 | 0.99 | 0.97 | 0.98 |
| ② トレンド10回 | 1.02 | 1.07 | 1.04 |
| ⑪ 奇数偶数比 | 0.94 | 1.11 | 0.97 |
前半=第201〜447回、後半=第448〜696回。数字が小さいほど「外して正解」だった見方です。
見てのとおり、見方によって差があります。合計値と集中回・分散回は、でたらめより少し良く見えます。
いっぽう、トレンド10回は、1より大きい=外すと逆に損でした。奇数偶数比は、前半は良かったのに、後半で逆転しました。
ところが、旧ルールは11個すべてを同じ1票として数えていました。
良い見方も、損な見方も、同じ重さ。これでは3票そろっても、良い見方の力が薄まってしまいます。
「でたらめなら約18.9%」は、7個÷37個です。表の数字は、「見方が外すと言った数字が当せんした回数」÷「外すと言った数字の延べ個数」を、18.9%で割ったものです。
手法⑦(ハイ&ロー)は、496回のあいだ一度も「外す」と言いませんでした。測る材料がないので、表から省きました。
この段落は読み飛ばしても、記事の内容は通じます。
そこで、残し方を変えました。
うまく働いていた5つの見方(合計値・集中回と分散回・ガチ25・ホット30回・連番ペア)だけを使います。そして、5つのうち1つでも「外す」と言った数字は外します。
誰も外すと言わなかった数字だけ残すやり方です。残るのは平均13.6個。第696回の予想では13個でした。
同じ249回で測ると、こうなりました。
| やり方 | 残した数 | 当せんが入った | でたらめなら |
|---|---|---|---|
| 旧:11手法で✕3個以上を外す | 25.1個 | 4.75個 | 4.75個 |
| 新:5手法で✕1個以上を外す | 13.6個 | 2.71個 | 2.57個 |
新しいほうは、でたらめより0.14個ぶん多く入っています。比にすると1.054倍です。
これは、公平な抽せん機で同じことをやり直しても30回に1回くらいしか出ない差です。
ここで喜んではいけません。理由は3つあります。
①この残し方は、同じデータを見ながら選んだものです。候補を7通りためして、いちばん良かったのが今のやり方でした。7回くじを引けば、30回に1回の珍しい結果が1回は出やすくなります。
②差は0.14個です。1回の抽せんで見れば、ほとんど分かりません。
③残る数字が13個と少ないので、本物の当せん数字7個がぜんぶ入った回は、249回で0回でした。
ですので、私たちが言えるのは「測って効かないと分かった見方を、合議から外した」ところまでです。
「当たりやすくなる」とは言えません。ロト7は公平な抽せんです。
これからも、新しい回のデータが増えたら、同じ測り方で確かめ直す予定です。効かなくなった見方があれば、また外します。
こう書くと、削除法は意味がないように聞こえるかもしれません。でも、使い道はあります。
数字を絞る作業そのものは、候補を決めるときの手がかりになります。「どの数字から選ぼうか」と迷う時間が減ります。
気をつけたいのは、「絞ったから当たりやすい」と思って、口数を増やすことだけです。
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