ロト7の賞金は、上の等級ほど高くなります。当たり前のことですよね。
ところが2等より3等のほうが高かった回が、過去に2回あります。
そして2回とも、原因がはっきりしています。しかも、けっこう身近なところに理由がありました。
・2等の賞金が3等を下回った2回のこと
・そのうち1回は「マークシートの裏」が原因だったこと
・もう1回は「よく出ている数字」の紹介ページが原因だったこと
・当たりやすさと「取り分」は、まったく別の話だということ
まず、この回の当せん番号です。
配当はこうなりました。
| 等級 | 当せん口数 | 1口あたり |
|---|---|---|
| 1等 | 2口 | 約1億7,800万円 |
| 2等 | 868口 | 6万6,200円 |
| 3等 | 132口 | 60万9,900円 |
| 4等 | 5,516口 | 8,500円 |
| 5等 | 81,272口 | 1,400円 |
| 6等 | 143,908口 | 900円 |
2等が6万6,200円、3等が60万9,900円。3等のほうが約9倍も高くなっています。
なぜ、2等だけこんなに当たった人が多かったのでしょうか。
理由は、売り場でもらうマークシートの裏に印刷されている「記入例」にありました。
そこに書かれていた数字が、これです。
当せん番号と見比べてみてください。
記入例の7個のうち、2・8・15・26・28・31の6個が本数字と一致しました。
そして残るひとつ、19がボーナス数字でした。
ロト7の2等は「本数字6個+ボーナス数字1個」です。つまり、記入例のとおりに書いた人は、そろって2等になりました。
当せん本数字のうち、記入例に入っていなかったのは32だけ。1個ちがいで1等を逃した、とも言えます。
マークシートの記入例は、書き方が分からない人がまず目にするものです。
「とりあえず例のとおりに」と塗った人が、日本中に何百人もいたということになります。
もう1回の逆転は、2018年に起きています。
| 等級 | 当せん口数 | 1口あたり |
|---|---|---|
| 1等 | 2口 | 約1億6,300万円 |
| 2等 | 396口 | 13万1,500円 |
| 3等 | 190口 | 38万3,700円 |
このときは、ある銀行のサイトに載っていた「よく出ている数字」9個が原因と見られています。
紹介されていたのは9・13・15・21・23・24・26・31・34の9個。
このうち6個が本数字(13・15・21・23・26・34)に入り、さらに9がボーナスに入りました。
この9個から7個を選ぶ方法は36通りあります。そのうち2等になる選び方は、たった1通りでした。
その1通りを選んだ人が、396人もいたということです。
この2回は、原因がちがうようで同じです。
どちらも大勢が同じところを見て、同じ数字を選んでいた。それだけです。
片方は公式のマークシート、もう片方は銀行のサイト。どちらも「多くの人の目に触れる場所に、具体的な数字が並んでいた」という点が共通しています。
ここが、いちばん大事なところです。
どの数字を選んでも、当たる確率は同じです。ロト7で1等が当たる確率は約1,029万分の1で、これは何を選んでも変わりません。
記入例の数字を書いた人たちも、確率の面では損をしていません。ちゃんと2等を当てています。
変わったのは当たったあとに何人で分けたか、それだけです。
ロトの賞金は、売上から等級ごとに決まった総額が用意され、それを当せん者で分けます。
だから当たった人が増えるほど、ひとりの取り分は減ります。
ロト7の2等はこれまで平均約1,080万円。第605回の6万6,200円は2等の歴代最低額です。
過去の実績から、選ぶ人が集中しやすい数字にはいくつか傾向があります。
逆に言えば、こうした数字を少し外しておくと、当たったときに分け合う人数は少なくなりやすい、ということになります。
これは「当たりやすくなる方法」ではありません。数字の選び方で当せん確率は変わりません。ここで書いているのは、あくまで当たったあとの分け方の話です。
ロトボットのロト7アプリには、この話に対応した機能が2つあります。
ひとつは「相乗り回避」です。予想を作るときに、誕生日に使われやすい数字などを偏って多用しない構成を優先して選びます。
もちろん当せん確率は変わりません。当たったときに分け合う人数が少なくなりやすい組み合わせを選ぶ機能です。
もうひとつは統計タブの「当たったら何人で分ける?」。これまでに1等が出た回、それぞれ何人で分け合ったのかを実測でまとめています。
ちなみにロト7は、全687回のうち353回(51.4%)で1等が出ていません。出た回でも平均1.44人と、ロト6やミニロトに比べるとかなり少人数です。
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