【重要な訂正】2026年9月29日
この記事は、もとは「ChatGPTにロト7を本気で予想させたら勝てるのか?」という題名で、ロトボットのガチ20が「ランダムより明確に高い確率」「1.44倍・数学的に有意な差」と書いていました。これは誤りでした。お詫びして訂正します。
①1.44倍は偶然で説明できる差でした。7個ぜんぶ入ったのは7回、でたらめなら約4.9回。この程度の差は、公平な抽せんでも5回に1回くらい起きます。「有意な差」ではありません。
②ChatGPTの数字は、実際に測ったものではありませんでした。ChatGPTで予想を何百回も作って確かめたのではなく、「でたらめと同じになるはず」と見なして書いた見込みの数字です。それを「バックテスト勝負」と書いていました。
③計算の間違いもありました。「年52回中、約5回多く5個以上」は、正しくは年に約0.6回です。
いまのアプリ(ガチ25)で測り直すと、7個ぜんぶ25個に入ったのは666回中32回。でたらめに25個選んだときの約31回と同じでした(第696回まで)。ChatGPTでもロトボットでも、当たる確率は上がりません。
「ChatGPTにロト7を予想させたら当たるって本当?」
SNSやYouTubeで、ときどき見かける話題です。
この記事では、よく使われている5つの頼み方(プロンプト)を整理します。
そのうえで、ChatGPTに戦略を考えさせた予想と、ロトボットの予想(当時のガチ20)を比べます。
ChatGPTで予想しても、当たる確率は上がりません。
そして、ロトボットの予想も同じです。当時この記事では「ガチ20はランダムより明確に高い確率」と書いていましたが、誤りでした。測り直すと、でたらめに選んだ場合と差はありませんでした。
ロト7は公平な抽せんです。AIを使っても、どんな計算をしても、1等の確率(約1,029万分の1)は変わりません。
noteやブログ、YouTubeを横断調査したところ、ChatGPTを使ったロト予想は大きく5つの「型」に分類できた。
もっとも多いのが、難しいことは考えずChatGPTに頼む方法。
ChatGPTは最初「ロトはランダム抽選なので予想は不可能です」と前置きしてから、最終的に数字を出してくる。
ロト予想のサイトなどで配られているプロンプトによくある方式。出現待ち回数や直近30回のデータを貼り付ける(下は、よくある形をまとめた例)。
よく言われる「セオリー」をChatGPTに条件として伝える方式。
「あなたは統計学者と量子物理学者と占術師の3人です。3者で議論してロト7を予想してください」のように複数ペルソナで議論させる方式。エンタメ性が高く動画映えするためYouTuberに人気。
ChatGPTなどの調べもの機能を使って、過去の出現回数を集めて分析し、予想まで作らせる方式。
ブログやnote、ニュースサイトなどで公開されている体験記を、2026年5月に読んでまわりました。
いちばん下の6等が当たった人はいたものの、「外れた」という報告がほとんどでした。
SNSでは「ChatGPTで当たった!」という話のほうが広まりやすいものです。外れた話は投稿されにくいので、当たった話ばかりが目に入ります(生存者バイアス)。
ロトボットでも、ChatGPTに戦略を考えさせてみました。プロンプトは以下です。
ChatGPTが出してきた戦略は、概ね以下のような内容だった。
どれも、よく聞く「コツ」の組み合わせでした。
なりません。ChatGPTが悪いのではなく、戦略の中身がそうだからです。
「最近よく出た数字」「長く出ていない数字」「合計」「奇数と偶数」「連番」。どれも別の記事で過去の抽せんに当てて確かめましたが、でたらめに選んだ場合と同じ割合でしか当せん番号に現れませんでした(数字選び7つのコツを確かめた記事/よく出ている数字の記事)。
当時のガチ20は、次の3つの見方を組み合わせていました(いまは25個に絞る「ガチ25」に変わっています)。
| 戦略 | プール | 役割 |
|---|---|---|
| S1 COLD除外 | 25個 | 長期非出現の下位12個を排除 |
| S3 ペア共起 | 10個 | 共起リフト値(0.6)+ 末尾(0.2) + 連番(0.2) |
| S4 HOT短期 | 25個 | 直近30回の出現頻度をスコア×1.5倍ブースト |
3つの点数を合計し、上位20個を「ガチ20」としていました。そこから7個を選んで買う、というしくみです。
当時は「678回のデータで検証済み」と書いていました。でも下で説明するとおり、正しく見ると、でたらめとの差は偶然の範囲でした。
当時は、ChatGPTの方式とガチ20で「過去の抽せんで予想していたら、どれくらい入ったか」を比べていました。
評価指標は「20個の候補に当選数字7個がいくつ含まれているか」。ガチ20は20個を出力するので、ChatGPTの予想方式も「20個出力」に統一して比較する。
ランダムに20個選んだ場合、当選数字7個のうち平均で何個含まれるかは、数学的に計算できる。
| 予想方式 | 平均的中数 | 期待比 | 5+的中回数 | 7/7パーフェクト |
|---|---|---|---|---|
| ランダム(理論値) | 3.78 | 1.000x | 27.6%(179回) | 0.75%(5回) |
| ① 丸投げChatGPT | 約3.78 | ≈1.000x | 約27.6% | 約0.75% |
| ② 過去データ貼付 | 約3.79 | ≈1.003x | 約27.7% | 約0.78% |
| ③ 戦略指示型 | 約3.78 | ≈1.000x | 約27.6% | 約0.75% |
| ④ ロールプレイ型 | 約3.78 | ≈1.000x | 約27.6% | 約0.75% |
| ⑤ ChatGPT本気戦略 | 約3.79 | ≈1.003x | 約27.7% | 約0.80% |
| ロトボット ガチ20 | 3.84 | 1.015x | 28.7%(186回) | 1.08%(7回) |
表を見ると、ガチ20は平均3.84個で、でたらめの3.78個より少し多く見えます。
当時はこれを「意味のある差」と書いていました。でも、測り直すとそうではありませんでした。
① 平均3.84個:3.78個は「天井」ではなく平均です。648回くらいだと、でたらめでも平均が0.06個ずれることは10回に1回くらいあります。
② 5個以上入った回:186回。でたらめなら約179回です。この程度の差は、公平な抽せんでも4回に1回くらい起きます。当時の「年52回中、約5回多く」は計算の間違いで、正しくは年に約0.6回です。
③ 7個ぜんぶ入った回:7回。でたらめなら約4.9回です。この差は、公平な抽せんでも5回に1回くらい起きます。当時の「1.44倍・数学的に有意な差」は誤りでした。
いまのアプリ(ガチ25)でも、先読みなしで測り直しました。
第31回〜第696回の666回で、当せん7個がぜんぶ25個に入ったのは32回。でたらめに25個選んだときの期待は約31回です。1回あたりに入った個数も平均4.75個で、でたらめ(4.73個)とほぼ同じでした。
理由はシンプルです。ロト7の抽せんは毎回まったく別で、前の回の結果を覚えていません。
過去の数字の中に、次を当てる手がかりがないのです。
だから、ChatGPTでも、ロトボットの計算でも、人の勘でも、当たる確率は同じです。
AIの答えがもっともらしく見えても、中身は「よく聞くコツ」の組み合わせです。そのコツ自体に、当たりやすさを上げる力はありません。
ロトボットの予想アプリを使ってみる
37個を25個に絞ってから7個を作ります(当たる確率は上がりません)
本記事は予想ロジックの統計的検証であり、当選を保証するものではない。ロト7の1等確率は約1/1029万。生活費や借金で買うべきではない。あくまで余剰資金の範囲で楽しむことを前提とした内容である。